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ところで、以上のような準備段階も過ぎて、いよいよ里山での管理活動を始めようとすると、かなりまとまった資金が必要になります。管理作業に参加する一般市民も、自分自身のためであることを前提にするので、現地までの交通費や弁当は、それぞれに負担してもらえばよいのですが、作業に使用する道具は比較的高価なので、自前にしにくいからです。後に詳しく述べますが、各自に剪定バサミと剪定ノコを1つずつ(計4,500〜5,000円程度)用意しなければならないので、参加者数が多いとかなりの高額となります。 ![037-1.gif](../images/037-1.gif
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この段階になると、公共団体が補助してくれたり、企業が寄付をしてくれると本当に助かります。自然環境の保全、森林保全、市民の健康増進、生涯教育、自然教育などなど、その自然的、社会的効果は少なくないのですから。公共団体や企業からすれば、わずかな補助や寄付で、大きな効果と社会的評価が得られるわけですが、小さなボランティア団体が活動資金を全て自前で用意するには、負担が大きすぎます。 幸い、作業道具は一度用意すれば、何度でも使えるので、残念ながらどこからも援助が得られない場合には、会費を集めたり、カンパを募って、少しずつ買い揃え、少しずつ参加者を増やしていくしかありません。
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